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2017-01-11 22:24:00
ネット上でも話題を集めている某カラー剤

一本で透明感のあるカラーが再現できる!!!
指通りもよくダメージが少ない!!!!
みたいな…^^
誰が塗っても失敗が少なく、
一本で何役もこなすオールインワンカラー剤は
確かに魅力的な印象ですよね…^^;
オールインワンカラー剤とは…
透明感あるカラーの仕上がりにするには、
アンダー(ベース)を明るくする必要があります。

明るくすればするほど赤味オレンジ味が消えるため、
髪の中が透けた印象にかわり、
ベースを明るくすればするほど次に入れる色が、
よりクリアに発色されます。
どのカラー剤もブリーチで抜き色味を入れる。
この二つの工程を同時にしていく仕組みですが、
ワンタッチカラーで透明感を出すには限界があると思うのです…^^;
ブリーチ成分を強くすればその後髪に残る色味は、
不安定になるため残る色素は薄くなります。
また、ベースを出来るだけクリアな状態にちかずけるため、
アンダーを削るということは、
高アルカリでブリーチ力も強いということになるから、
確実に髪は傷んでいることがいえます!!!
先日他店で噂のオールインワンカラーをして、
2ヶ月ほど経った様子↓
毛先より根本付近の方が明るいことがわかると思います。
最初は良くて時間が経過すると、
ベースになってる明るさがこうやって、
浮き彫りになってくるのですよね







つまり、
透明感を作っている正体は、
アンダーをしっかり削る強いブリーチ力

ということになりますよね

なので、
後処理が適切に出来ていないと、
時間とともにダメージ度合いが大きく現れます。
手触りがいいというのも、
色々な添加剤の影響でわかりずらくしていますし、
発色がいいから手触りがいいからと繰り返しつづければ、
当然パサつきや硬さが出て、
色褪せが早いと髪の劣化を感じるようになると思います



ここまで書くと、
このカラー剤が悪いように聞こえてしまいそうですが、
オールインワンカラー剤が悪いわけではなくて、
魅力あるネーミングや謳い文句に、
あまり踊らされないように注意してください

ということです

そんな
魔法のようなカラー剤なんてありませんので…(;´Д`)
使う人(美容師)が使用する薬をしっかり理解したうえで、
使わないと結果、
ただのデメリットで終わってしまったり、
逆にしっかり把握して上手くコントロールできれば、
デメリットもデメリットでなくなると思うのです



カラー剤に限らずなんにしても、
美容師の考え、
やり方次第で大きく変わるというこになりますので、
担当者選びは慎重にならないとね


